N高等学校の詳細
2016年、カドカワが設立したのがN高等学校です。
現代社会を象徴するかのように、授業はすべてインターネットで受けるというとてもユニークな高等学校です。
2018年2月12日には、テレビ東京「ワールドビジネスサテライト」でN高等学校が紹介されました。「クラスジャパンプロジェクト」ー 教育やネット関連の大手企業・自治体などが不登校の小中学生を支援するプロジェクト ーのベースとなっているのがN高等学校なため取り上げられました。
他にも色々なメディアで取り上げられているN高等学校。
起業家甲子園北海道大会2017で最優秀賞を受賞する男子生徒、学生ベンチャーを育成する「N高企業部」の設立などなど、チャレンジングなニュースが目白押しです。
今までにない新しいスタイルをもつN高等学校について、早速紹介してまいりましょう。
N高等学校とは
正式名称は「学校法人角川ドワンゴ学園 N高等学校」。
学校教育法1条に定められた高等学校であり、卒業条件を満たしたとき、全日制と同様に高校卒業資格を取得することができます。
”ニコニコ動画”の角川ドワンゴによって運営されています。
N高等学校の”N”には、Net, New, Next, Necessary, Neutralなど多くの意味が込められています。生徒1人1人にとっての”N”の可能性を見つけてほしいと願っています。
高校卒業資格の取得はもちろん、特に大学受験、プログラミング、外国語などはN高等学校が強いエリアだと言えます。
N高等学校の教育方針
「”創造力”を身につけ、世界で活躍する人材を育成する。」
自分なりの考えをもって、主体的に行動できる人を創造力を持った人と呼び、その創造力を身につけるために、
@教養ー 自分なりの考えをもつための知識
A思考力ー 知識を使って考える力
B実践力ー 考えを行動に移す力
を学びます。
そして「N STANDARDS」として、生徒そして教職員のための行動規範が12項目設けられており、これらを常に意識するようになっています。
12項目とは、主体性・向上心・挑戦・柔軟性・寛容さ・素直さ・挨拶・心身・継続力・協働・感謝・貫徹。
これらが教育方針とシンクロ、確かなものとしていきます。
N高等学校の卒業条件4つ
@高等学校の在籍年数が3年以上であること
A修得単位数が74単位以上であること
B必須科目をすべて_履修していること
C特別活動の必要時間数をすべて満たしていること
N高等学校の特徴@授業をすべてインターネットで受ける
N高等学校の一番の特徴としてあげられるのは、やはりインターネットを使っての授業です。
インターネットさえあれば、時間・場所を気にせず学習できます。
東京・六本木のニコファーレでの入学式も多数メディアに取り上げられました。新入生はVR(仮想現実)ヘッドマウントディスプレイを着けて、沖縄伊計本校の映像をリアルタイムでみて入学式に参加したのです。
登校する回数が少ないため、インターネット上でも友達が作れるような環境も整えられています。
N高等学校のITツールにも特筆すべきものがあります。
ネットでの学習や生徒間のコミュニケーションのために利用されるいくつかのツールは、最先端のIT企業が使っているものと同じです。
例えば、”Slack”は連絡ツール、そして毎日Slack上でホームルームが行われていますし、”G Suite for Education”はクラウド型統合アプリです。”GitHub”は世界中の人が自分のプログラムコード・デザインデータなどを保存・公開することのできるウェブサービス、これをプログラミングの授業で活用しています。
このように最新ITツールを高校生活で使い慣れることによって、将来に活かすことができるのです。
N高等学校の特徴Aインターネットならではの授業いろいろ
インターネットを使うメリットの1つに、様々な業界で活躍している企業との連携をとった授業があります。
さらにKADOKAWAということからマルチメディア系にはとても強く充実しています。
例えば、文芸小説創作、エンタメ、クリエイティブです。
N高等学校の特徴Bネットとリアルで多くの体験
N高等学校ならではのイベントや学校行事がたくさんあります。
例えば、ネット遠足。「ドラゴンクエストX」を用いた遠足は、実際の遠足のように、ドラゴンクエストの世界の中で集まり、N高の友達と一緒に旅に出るのです。引率にはN高の先生が来ます。こうした中、生徒間のコミュニケーションのきっかけになります。
N高等学校の文化祭は「ニコニコ超会議」、さいたまスーパーアリーナでは校歌「代数Nの方程式」が披露されましたし、ゲームが楽しめる「闘会議」、などなど角川ドワンゴならではの学びと遊びをコラボしたアイデアが生徒の心を掴み、充実した学生生活を応援しています。
コースについて
N高等学校には以下の通り、2つのコースがあります。
@ネットコース
検定教科書最大手の東京書籍株式会社が製作した授業をパソコンやスマホで受けます。レポートもすべてネットで提出、学習の進み具合も常にアップデートされ簡単に確認できます。
また1人1人に担任がつくため、ネットでのコミュニケーションをとることができます。
ネットでの学習に加え、年5日のスクーリングを行います。
A通学コース
通学コースは新しい高等学校を目指し、大学受験講座、プログラミング授業、外国語講座など、最先端のIT技術を活かしたものが用意されています。
外国語には英語だけでなく中国語があり、高校で中国語を学ぶというユニークな選択があるのもN高等学校の特徴です。
講師がプロであることにこだわり、質の高い授業を提供し、また担任は授業を行わず生徒への指導・サポートに専念します。
結果、生徒40〜50人に対して担任は3人、これは従来の高校と比べて担任1人当たりの生徒数が少なく、よって手厚い指導ができるのです。
本科クラス
通学日数を選択可能です。
・Weekday Course (週5)
・3 Days Course (週3)
・1 Day Course (週1) ※土曜に通学します。
スクーリングについて
スクーリングの日数は、通信制高校によって様々ですが、N高等学校の場合は年に5日間程度です。
このN高等学校でのスクーリング、面接指導とはいえ、生涯の思い出に残るようなものなのです。
沖縄本校でのプレミアムスクーリングでは、沖縄の文化を各科目と関連づけた授業が用意されているのに加え、特別活動では、エイサー体験やサトウキビ農業体験ができます。
美しい青い海に囲まれた解放的な校舎で体験する時間は、生徒にとって大変貴重なものとなります。
スタンダードスクーリングは、日本各地の主要駅近くで開催されます。
では、次は学費について紹介します。
学費について
@ネットコース
入学金 10,000円
授業料 1単位7,200円×履修単位数
施設設備日 50,000円(年間)
教育関連諸費 13,000円(年間)
A通学コース
※1年次について記載します。
※別途、単位制・通信制課程学費がかかります。
Weekday Course
入学金 108,000円
年間学費 756,000円
セキュリティソフト代 5,000円
3 Days Course
入学金 108,000円
年間学費 540,000円
セキュリティソフト代 5,000円
1 Day Course
入学金 108,000円
年間学費 324,000円
セキュリティソフト代 5,000円
ぞくぞくと開校するキャンパス
N高等学校のキャンパスは日本全国にあります。
沖縄伊計本校、代々木キャンパス(東京)、御茶ノ水キャンパス(東京)、横浜キャンパス(神奈川)、大宮キャンパス(埼玉)、千葉キャンパス(千葉)、名古屋キャンパス(愛知)、心斎橋キャンパス(大阪)、福岡キャンパス(福岡)。
そして_代ゼミNスクールなど、提携スクール校舎も東京・大阪にあります。
主な進学先
まだまだ新しいN高等学校ですが、既に進学の実績を出しています。
立命館大学、青山学院大学、関西大学、成蹊大学、神奈川大学、宮崎大学、東邦大学、武蔵野大学、東京造形大学、京都造形芸術大学、そして短期大学、数々の専門学校があります。
以上、N高等学校について紹介してまいりました。
ネット時代の新しい高校として、世間の注目を浴びています。ネット高校から最難関の東京大学や医学部に進学するエリートを排出するため代ゼミが総力を尽してサポートする「医系専用プラン」、通学コースに「プログラミングクラス」を開設したりと、次々に新しいアイデアを打ち出し、その勢いは留まることを知らない印象さえあります。
生徒の将来にとってベストな環境を作ろうとするN高等学校は、さらなる専門性を得るには良い学校だと言えそうです。
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